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誕生日から分かる自分の宿命、算命学占い 第1編
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●23.四季運・大運法と人生の流れを知る●24.宿命が持つ才能と職業との関わり●25.自分でも知らなかった才能・適職を見つけるには?
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他人との関わりがある以上、人間関係の悩みはやってきてしまいます。職場や友人、家庭環境の中でも悩みはあるものです。そんな人間関係の悩みを占いで解消しませんか?こちらでは、それぞれの人間関係の悩みにオススメの占い方法をご紹介していきます。
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1.算命学とは?
■算命学で見えてくるものとは?

手相やタロット占いなどで占ってもらったことがあるという方はたくさんいらっしゃると思いますが、算命学を利用したことはありますか? 手相などと比べるとそこまでメジャーではないのかもしれませんが、高いポテンシャルを発揮して今後どのように進んでいくべきかを教えてくれます。 また、自分の本当の性格・本質が分かることも算命学の特徴と言えます。
■算命学そのものの目的とは?
算命学は自分の宿命星というものが存在し、その星それぞれには様々な意味が込められています。 例えば働くことに例えてみると、組織の中で動いた方が一際輝く星であったり、自立心が強く自営業に向いている星、頭を使った方が向いている星や体を使った方が向いている星など、その星ごとに合うものが違うのです。 この星は自分で選ぶものとは違い、生まれ持ったものと言えます。 しかし、この星は環境によって運命を変えていくのです。 星が示す環境が現在の環境と近いのであれば星本来が持っている本質が出せますが、環境が違いすぎると運気が下がってしまいます。 この環境をどう変えていくべきなのか、算命学はそういったことを示してくれるのです。大きな目的として、生きている間に満足することが挙げられます。 満足というものは人によって感じ方は違います。 小さい幸せで十分満足できる人や、それ以上の多大な幸せを掴み取ることでようやく満足できるという人もいます。 そうした幸せのための満足感を得るために、算命学で環境を変えていくことが大切です。
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■生まれた日が同じだと運命も同じなのか?
算命学は基本的に生年月日から星の示すものを見つめていきます。 ですから生年月日が同じということは運命であったり性格なども一緒なのか?と感じてしまいますよね。 しかし、これは違っていて、実際は性格も運命も違います。 ではどうして星は一緒なのに性格や運命が異なるのかと言うと、星が示す環境と実際の環境が人それぞれで違っているためです。 同じ生年月日の人はこの世界にたくさんいます。 しかし、生まれてきた国や町、両親、兄弟など、違っている部分は無数にあるのです。 そのため環境は細かく変動し、それが本人の性格や運命が変わる要素となっています。
2.算命学の歴史
■中国と算命学
算命学は元々中国から生まれたものであり、星の動きや自然を観察し続けた結果、法則が存在することを知り、さらに研究を重ねていきました。 この研究は1000年以上にもわたり行われてきました。 その中で五行思想や陰陽思想が加わったと言われています。 この思想を基本におくことで算命学は形成されるようになっていったのです。 2300年以上前に戦略家として有名だった鬼谷子(きこくし)という人物が、算命学を理論体系化して、算命学の原点としての理論を作ったと言われています。 その後算命学は秦の始皇帝によって王朝の中だけの使用とし、門外不出のものにしていきました。 自国の権勢を保つためと言われており、さらに始皇帝が権力を握ることで長く秦の時代が続くようにと、一子相伝の運命学となりました。 しかし、中国は第二次世界大戦で共産党革命が起こり、貴重な資料などが全て燃えてしまったと言います。 さらに算命学の伝承者が弾圧を避けるために中国からいなくなってしまったことで、中国では算命学が実質なくなってしまったのです。
■日本と算命学
日本に算命学が伝来されたのは、戦後になってからのことです。 先程の共産党革命から逃れてきた算命学の伝承者である呉仁和(ごじんわ)は長崎に亡命し、その理論を高尾義政氏に伝承しました。 そこから日本で徐々に算命学が伝わっているため、日本で始めに算命学が伝承されたのは高尾氏からと言われています。 高尾氏が伝承したものは日本系の算命学と言われており、もう一つの台湾系は西川満氏によって継承されています。 昭和40年頃には日本で算命学が公開されるようになり、さらにその後は算命学における「天中殺」という理論がブームを巻き起こしたことから、そこから一気に算命学の知名度は高くなっていきました。
3.陰占から分かる本質
陰占は十干と十二支から分かる自分自身の本質です。 同じ誕生日の人は同じ本質を持っています。 しかし、陰占で分かる本質には精神がつながっていません。 この精神がつながると、同じ誕生日の人も違う運命を辿っていくことになります。
■陰占で分かる本質の種類と特徴
陰占で分かる本質は全部で10個に分けることができ、それぞれ本質の特徴が異なります。
・甲(音:こう/訓:きのえ)
甲の人は自然界に置き換えると樹木のような時間をかけて大きくまっすぐに成長していく性質を持っています。 速度は遅いかもしれませんが、ゆっくりでも着実に進んでいける人です。 穏やかながらもエネルギーに溢れ、困っている人を見ると放っておけずに助けていくため、多くの人があなたを頼りにするでしょう。 太陽(丙)と雨(癸)は、木が育つ上で重要となり、さらに葉や根を調整するための斧(庚)も必要となります。 自然界から授かった役割は守ることであるため、誰か一人を守るため、もしくは集団を守ることがあなたの本質なのです。
・乙(音:おつ/訓:きのと)
乙の人は自然界に置き換えると草花のようなどんな環境の中でも対応して生き抜いていくことができる性質を持っています。 自分の感情を全面に押し出していくようなタイプではなく、受け身な部分が大きいのですが、かと言って自分がないのかと言えばそれは違います。 きちんと自分自身を持って生きている人です。 役目は甲の人と同じく守ることとなります。 自分だけの力では守れないものも、他から力を借りてきたり、集団にもたれながらも実は率いて守っているのです。
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・丙(音:へい/訓:ひのえ)
丙の人は自然界に置き換えると太陽のような明るく前向きに人生を過ごすことができる性質を持っています。 どんなものに対しても平等で接することができ、ナチュラルな印象もあります。 また、人生において必死さを感じられないため、趣味や遊びに夢中になっている人も多く、自由に好き勝手しているというイメージが他の人からすると持たれているかもしれません。 努力や耐えることを忘れて浅く広く生きていこうとすると、自分だけ光ってしまい、本質である光を与えることが出来なくなってしまうので注意しましょう。
・丁(音:てい/訓:ひのと)
丁の人は自然界に置き換えると月、人工物では焚き火やろうそくなどの作られた火となります。 火は暗いところを照らし、寒さを和らげ暖を与えるということで、自分自身を削りながら人に与えることができます。 明るさや熱さを心に持っているものの、不安定で繊細な心を持っています。 また熱しやすく冷めやすいという性質を持っているため、行動に移すのは早いのに長続きしないのです。 感性は十干の中で一番の鋭さを持っています。
・戌(音:ぼ/訓:つちのえ)
戌の人は自然界に置き換えると山のような力強さや懐が深い性質を持っています。 山は動きませんから、行動力というものはほとんどないのですが、山の人の魅力が色んな人を呼び寄せてきます。 土は愛や財を引き寄せる力も持っており、安定した人生を送りやすいです。 ただし、山は季節によって違った顔を見せるように、戌の人も生まれた月によって雰囲気であったりイメージなどが変わってきます。 ですが、本質である懐の深さや安定感はどの生まれ月でも持ち合わせているのです。
・己(音:き/訓:つちのと)
己の人は自然界に置き換えると大地のような広大さと実りをもたらしてくれる豊かさを性質として持ち合わせていて、人や作物を育てるのが役目となります。 庶民的な面を持っている己の人は、その気取らない性格から多くの人に好かれていきます。 ただ、やはり大地も動かないためなかなか行動力を発揮できずに受け身になりがちです。 自分の場所を守る時には大きな力を発揮すると言われており、妻の代表とも言われています。
・庚(音:こう/訓:かのえ)
庚の人は自然界に置き換えると金属のような堅く冷たい性質を持っています。 理詰めが得意で、情に流されるようなことはほとんどありません。 金属そのものは最初何の役にも立たないものの、火で打ち鍛えることによって人の役に立つことができるようになります。 これこそが庚の本質なのです。 クールではあるものの、芯がしっかりとしていて人としての温かさも持っているため、他の人からは頼もしいと思われているでしょう。
・辛(音:しん/訓:かのと)
辛の人は自然界に置き換えると宝石の原石のような自意識の強さ・高さを持っています。 プライドが高く人よりも幸せになりたい、美しいままでいたいと願っていて、現実と理想の環境があまりにも違いすぎているとその分辛の人はストレスに感じてしまい傷つきやすくなってしまいます。 生まれ持った華やかさや品性を持っているので、宝石の原石のように磨くことでその価値が一気に表れてくるでしょう。 ただ、これは自分磨きをするのではなく、自分の環境を磨いていくことが大切です。 自分は宝石の原石で磨けば輝くということを意識し、自信と余裕を持つことが幸福へとつながります。
・壬(音:じん/訓:みずのえ)
壬の人は自然界に置き換えると海のようなゆったりさや大きく水が動くことから、大きな夢や目標を持っていてそれに向かって追いかける性質を持っています。 知識・知恵を持っている壬の人は、問題が起きてしまったとしても柔軟に対応できる力があるのですが、常識や安定感を嫌い、変化を好む傾向にあります。 また、自分一人だけではなくて他の人を巻き込んでしまう影響も少なくないです。 ただしトラブルメーカーなのではなくて、様々な新しいアイデアを生み出すことによって社会貢献にもつながります。 これが壬の人が持つ役目なのです。
・癸(音:き/訓:みずのと)
癸の人は自然界に置き換えると雨や露、小川のような全ての生き物に大切とされていて母性が強い性質を持っています。 そのためどんな人にも優しく接し、順応性にも長けています。 時間をかけてゆっくりと経験を積み上げていくことで、大きな川へと変化することができ、結果を残すことができるのです。 水が上下に流れるという性質から、落ち込んでしまいやすいという性質も持っています。
4.陽占から分かる行動・思考
■陽占では行動と思考のパターンを当てはめる
人体星図 | |||
---|---|---|---|
頭 | 左肩 | ||
右手 | 胸 | 左手 | |
右足 | 腹 | 左足 |
陽占では、人が誕生した時点で存在する人体星図から読み取れる行動や思考のパターンを占うことができます。 人体星図とは人生の設計図のようなもので、各部分を「頭」「左肩」「右手」「胸」「左手」「右足」「腹」「左足」と、人体そのものになぞらえた名称がつけられているのです。 この人体星図も3×3の9つのマスで表し、上段は左上が空白で真ん中が頭、右上左肩になります。 そして、中段は左側のマスから右手、胸、左手となり、下段は同じく左側のマスから右足、お腹、左足と表示します。 生年月日によって命式を算出して、その星を人体の各部分に当てはめていくのです。
■人体星図の各部位について
・頭に表れる星
親や上司など目上の人物に対して発揮される星になります。 目上の人物に見せる行動や、目上の人物に対する理想像の思考、人生哲学などのパターンを占うことが可能です。
・左肩に表れる星
初年期の運命を示す星です。 主に子どもの頃の性格や希望など物事を始める時の動きや、老年期の性格の一部も示します。
・右手に表れる星
配偶者や相方との関係性を表す星です。 主に結婚後、家庭で発揮される星であり、配偶者だけに見せる行動、家庭や配偶者の理想像の思考、結婚観などが挙げられます。
・胸に表れる星
本人の本質を示す重要な星です。 人生観や価値観の思考、自分自身のあり方や中心的な性格を占うことができます。
・左手に表れる星
兄弟姉妹、または友人との関係を表します。 社会や友人に見せる行動、社会や兄弟姉妹、友人に持つ理想像などを占うことが可能です。
・右足に表れる星
老年期や晩年期の運命を示す星です。 老年期はどんな人間性を持つのかを、行動や思考から知ることができます。
・腹に表れる星
子どもや部下、後輩など目下の人物や社会全体に発揮される星で、主に適職や自分の才能を知りたい時は、この星で占います。 子供や部下など目下の人物に見せる行動や、目下の人物に対しての理想像の思考から、未来への希望や人生観などを知ることが可能です。
・左足に表れる星
中年期の運命を表す星になります。 この星では人生の目的や役目の行動、職業や社会観など物事の進め方を占うことが可能です。
■同じ星でも表れる部分によって意味が異なる
人体星図は現実の事象を表す十大主星(じゅうだいしゅせい)と、人生の動きや栄枯衰退を表す十二大従星(じゅうにだいじゅうせい)に分かれて表されます。 なお、同じ星であっても出てくる場所によって意味が異なるのです。
人体星図 | |||
---|---|---|---|
頭 十大主星 | 左肩 十二大従星 | ||
右手 十大主星 | 胸 十大主星 | 左手 十大主星 | |
右足 十二大従星 | 腹 十大主星 | 左足 十二大従星 |
・十大主星が表れる部分
十大主星とは貫索星、石門星、鳳閣星、調舒星、禄存星、司禄星、車騎星、牽牛星、龍高星、玉堂星の10種類の星です。 人が生まれた日の星から算出し、その人が持つ感情や性格を象徴化します。 必ず5つの主星が配置され、組み合わせによって性格や感情も様々な個性を見ることが可能です。 しかし、同じ星が配置されることもあり、10種類の主星の赤で、2つや3つしか主星を持たない場合もあります。 十大主星は頭、右手、胸、左手、腹に表れます。
・十二大従星が表れる部分
十二大従星とは天貴星、天恍星、天南星、天禄星、天将星、天堂星、天胡星、天極星、天庫星、天馳星、天報星、天印星の12種類の星です。 エネルギーの強弱を表し、これらの星は胎児の時期から死後の時代まで12の時代に分け、初年期と中年期、そして晩年期と分別して配置されます。 十二大従星は初年期や老年期、中年期の運命を占う、左肩、右足、左足に表れます。
算命学では、干支を当てはめる基本命式と陰占と陽占の2種類の人体星図から、その人の性格や才能を調べることができます。 自分が生まれ持つ運命を知り、人生の参考書として算命学を参考にしてみると良いでしょう。
5.十大主星の分類と特徴
■十大主星とは
十大主星は算命学で陽占の柱となる10種類の星です。 この星は人間がそれぞれ持つ、精神的な活動源の性質を星に例えたものになります。 それぞれ特徴を持っており、性格を表すために必要な星です。 十大主星は人体星図の「頭」「右手」「胸」「左手」「腹」の5箇所に配置され、組み合わせによって性格や人間関係、運勢までも占うことができます。 では、十大主星の分類と特徴についてご紹介します。
■陽に分類される星の特徴
・貫索星(かんさくせい)
陽の守備本能を持つ星で、主に自己意識を象徴し、思い込みが激しい性質を表します。 存在自体が目立つので、この星を持っている女性は社会的に自立ができ、恋愛や仕事では精力的で、努力を惜しみません。 真っ直ぐな性格な星なので、人柄があり、人望もあります。 人間関係の幅は少ないですが、誠実な心から長い付き合いができ、意思の強さは10種類の中でかなり高いです。
・鳳閣星(ほうかくせい)
陽の伝達本能を持つ星です。 主に快楽を楽しむ感情を表し、新しい情報を仕入れて抜群のバランス感覚を持っています。 周囲の空気を和ませて、人と人の間を円滑に保つ才能があるので、周りから重宝されるでしょう。 しかし、大らかな面からお気楽な人物として捉えられ、本人も行き過ぎると怠け者になってしまう可能性があります。 常に自然体で人生を歩んでいるので、長生きする傾向があるでしょう。
・禄存星(ろくぞんせい)
陽の魅力本能を持つ星で、人から魅力的と思われたい部分を象徴します。 人から注目を集め、自信の世界観へ人々を引き込むことができる特徴があり、男性なら親分肌、女性なら姉御肌の人が多いです。 気前が良く世話好き、愛情が働くと相手からブーメランのように信頼と愛情を受け、さらに金銭も集まってくるでしょう。 奉公精神を持っており、人を育成する才能を持っています。
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・車騎星(しゃきせい)
陽の攻撃本能を持ち、攻撃や積極性、行動力を表します。 情熱を全面的に出し、周囲に強い意気込みを与えることができるでしょう。 普段は力を蓄え、ここ一番の場面で一気に活躍します。 また、周囲の変化を肌で感じる敏感な神経を持っており、一瞬のチャンスでも見逃さず、確実に掴み取ることが可能です。 あっさりとした性格なので、人と衝突してもネチネチせず、この星を持っている人はオシャレのセンスがあります。
・龍高星(りゅうこうせい)
陽の習得本能を持ち、主に好奇心からの知性を表す星です。 改革的な精神を持ち、好奇心から行動するので大胆で、心の広い自由な人と言えます。 心で感じたことは大切にする傾向があり、奇想天外な部分は他人からの視点では、神秘的に感じるでしょう。 枠にとらわれない心は逆境を跳ね除け、忍耐や努力は惜しまず、常にチャレンジ精神を持っています。
■陰に分類される星の特徴
・石門星(せきもんせい)
陰の守備本能を持つ星です。 ひっそりと持つ自己意識の表れであり、社交的で周囲の人間を引き付ける魅力を持っています。 人間関係に恵まれており、人に物を教えることが得意で、そこから自分の才能も引き出すことが可能です。 視野の広さから多くの仲間を引き入れる力を持っているので、小さな問題には動じないでしょう。
・調舒星(ちょうじょせい)
陰の伝達本能を持つ星です。 鋭い感受性と天才的な芸術センスを持ち、好きなことにはすさまじい集中力を発揮します。 妄想にふけることが多く、夢やロマンを追求する反面、寂しがりやで繊細、完璧を求め過ぎて満足感を感じるまで葛藤する場面も多いです。
・司禄星(しろくせい)
陰の魅力本能を持つ星です。 主に身体部分を表し、この星の才能が開花するまではかなりの時間が必要となります。 時間が経過するたびに才能が開花し、実力もついてくるでしょう。 多才なのでどんなことでもこなせる器用人で、臨機応変に対応します。 愛情や金銭、人脈など全てを将来のために蓄えられる、段取り上手なであり、男女共に良妻・良夫になる傾向があります。
・牽牛星(けんぎゅうせい)
陰の攻撃本能を持ち、理性的な部分を表す星です。 美意識が高くて上品な振る舞いが多く、記憶力と暗記力に優れて大変賢いです。 責任感が強くて几帳面な一面も持ち合わせ、チャンスは全力投球で掴み取ります。 危険を察知すると撤退できる身の振り方を知っており、自分を厳しくする部分から堅物で真面目な印象を与えてしまうこともあるでしょう。
・玉堂星(ぎょくどうせい)
陰の習得本能を持っており、温和な知性を表します。 創造力が豊かで、さらに本物を見極める力を持っており、習得能力は誰よりも高いです。 深い母性愛と向上心を持っており、それは教育分野では大きく活躍するでしょう。 しかし、理屈っぽい一面から、言動が合わない場面もあるので注意が必要です。
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6.十二大従星の分類と特徴
■十二大従星とは
十二大従星は十大主星と同じく、陽占の柱になる重要な12種類の星です。 この星は主に生まれてから死後までの時代における性格や、エネルギーの強弱を表します。 人体星図では「左肩」「右足」「左足」に当てはまります。 では、十二大従星の特徴をご紹介します。
■天報星(てんぽうせい)の特徴
この星は「胎児の星」を意味を持ち、様々な可能性を秘めており、日々成長と変化を遂げる活動力です。 気品かつ陽気な特徴ですが、気分は気まぐれな傾向にあります。 若い頃は人生設計が不安定ですが、多彩な才能があるのでどんな分野でも活躍できます。 働き盛りの中年期では、大きな転機が訪れ、大勝負の結果によっては運が分かれ、人生の変化も激しいです。 晩年期は精神的な部分が飛躍的に向上し、精神哲学を確立することで生涯現役も成功するでしょう。
■天印星(てんいんせい)の特徴
生まれたての純粋無垢な「赤ちゃんの星」を意味し、無邪気さや可愛さ、憎めない特徴があります。 周囲の人は無意識にお世話をしたくなってしまう程、人を引きけるエネルギーを持っています。 生まれつき幸運の持ち主で、周囲の人々に好かれ、守られる可能性が高いです。 中年期ではたくさんの人と出会い、人脈が増えます。 人の輪に入ると成功しやすいですが、決断を誤ると取り返しがつかないので、選択には注意です。 穏やかで自然体のまま、老後を送れ、周囲からもとても大切にされる人になるでしょう。
■天貴星(てんきせい)の特徴
子供のような無邪気さを持つ「幼児の星」の意味を持ち、好奇心旺盛で、オシャレな人が多いです。 自我や自尊心を持ち、プライドの高い傾向もあります。 真っ直ぐで素直な幼年期で、平穏に暮らせる反面、周囲からどう思われているか気になります。 純粋故に、善悪関係な吸収してしまう可能性があります。 中年期は人生の安定期で、家族持ちなら良好な生活を送れるでしょう。 しかし、自我意識は強くなっているので、型にとらわれすぎないように注意です。 安らかな晩年を過ごすことができ、子ども運も高いです。
■天恍星(てんこうせい)の特徴について
「思春期の星」という意味を持ち、輝かしいエネルギーで芸能の世界で成功できるでしょう。 またロマンに目覚め、自由を手に入れる願望をあるので、離郷運があります。 若い頃は大人への反抗心から、離郷運があります。 早熟なので若いころから異性と関わる傾向があるでしょう。 40歳以降は転職や華やかな異性関係で波乱万丈な人生となる可能性があります。 老後は海外へ赴くことが増え、風流で人々に夢を与える存在になるでしょう。
■天南星(てんなんせい)の特徴
血の気盛りが特徴な「青年の星」で、希望に満ち溢れ、他人に沿わない冒険心を持ちます。 ゼロからの創造力と恐れを知らない前向きなエネルギーを持つ人物です。 感受性が強く、幼年期から家族の中心人物となります。 しかし、言動によって人を傷つけてしまうことが多いです。 働き盛りは正義感が強く、現実を重視するので敵味方を区別し、力示す人生となるでしょう。 晩年を迎えてもアグレッシブに活動し、毒舌だけど面倒見の良さから人が集まります。
■天禄星(てんろくせい)の特徴
態度や言動に品格が表れる「壮年の星」で、忍耐性と重圧感のある安定感、そして冷静さをバランスよく持っていいます。 感情に流されず、参謀として能力を発揮させるでしょう。 幼年期は思いを伝えるのが苦手で地味な一面がありますが、確実な人生を歩むことができます。 ですが、デリケートな心を持っています。 中年期は経済、信頼、精神的にも安定し、順風満帆な人生を謳歌できる時期です。 理想な老後を送れる星であり、安定した老後を生活できます。
■天将星(てんしょうせい)の特徴
「頭領の星」とも呼ばれ、人の上に立つリーダー気質で、起業では大成を成すでしょう。 幼少期は親と自分の健康運が比例しないで、心の強弱が極端に表れ、ぶれも大きいです。 中年期は経済や名声はこの時期から安定し、一番の強運の時期です。 晩年は運気をさらに向上させることができますが、家族を犠牲にする場合があります。
■天堂星(てんどうせい)の特徴
落ち着いた物腰を感じる「老人の星」と呼ばれており、才能が備わっていても引っ込み思案な部分があります。 しかし、裏方で縁の下の力持ちとして活躍するでしょう。 やや元気さはかけますが、落ち着きがあり用心深いです。 中年期は忍耐強い時期で、鋭い観察力から協調性を取る能力があります。 晩年期は家族との結束力が強まり、後継者にも恵まれて平穏な晩年を過ごせるでしょう。
■天胡星(てんこせい)の特徴
「病人の星」と呼ばれていますが、現実社会の意味ではありません。 感受性や美意識が高く、音楽や芸術の分野では活躍するでしょう。 幼年期は病弱ですが、音楽などの無形物の才能に優れています。 中年期は周囲から手厚いサポートを受け、より発想力やアイデア力に恵まれます。 趣味を大切にする傾向から、その分野では大成を治められるでしょう。
■天極星(てんきょくせい)の特徴
「死人の星」と呼ばれますが、こちらも現実社会での意味はなく、「真自由を手に入れる」という意味はあります。 この星を持つ人は鋭い勘を持ちながらも、お人よしな面を伺えます。 周りに献身的で、両親に深い愛を持っていますが、善悪関係なしに染まりやすいです。 誘惑に弱く、40代から家庭に問題が起きやすいので注意しましょう。 老後は宗教の奉仕が強まり、身内より他人からのサポートを受けやすいです。
■天庫星(てんくらせい)の特徴
「先祖の星」と呼ばれ、純粋で一途に思い込む性質かあ、学者生とも呼ばれています。 物事に熱中しやすく探究心があり、先祖からの恩恵を受けられるため、先祖供養の役割があります。 長男や長女の気質を持ち、探究心が強くてマニアやオタク傾向があるでしょう。 一族をまとめる運命があり、老後も若い人材を育てるので休まらない人生です。
■天馳星(てんそうせい)の特徴
「宇宙」を意味する星、人並み外れた瞬発力から、思いついたままに行動をします。 幼年期は優れた行動力は安定や安住を好まず、体当たりで人生を切り開くでしょう。 晩年もエネルギッシュで、行動によって強運を掴み取ることが可能です。
7.覚えておきたい「天中殺(てんちゅうさつ)」とは?
算命学が世間に知られるようになったきっかけとも言える「天中殺」。 天中殺という言葉だけは知っているという方も多いのではないでしょうか?
■天中殺とは?
天中殺とは、誰にでも必ず訪れる時期で、この時の行動や対応によりその後の運命が変化していきます。 年で表すと12年の中の2年間が天中殺の時期となるのですが、月で表す場合、毎年天中殺の時期は2ヶ月訪れると言われています。 運気が悪くなる時期と思っている方もいらっしゃいますが、考え方としては今までの10年間を振り返り、今後の10年間をどう過ごしていくのかプランを考える時期であって、新たなスタートを切るための準備期間というのが天中殺の正しい考え方と言えます。 そのため、天中殺の過ごし方によって今後の運命が大きく変化していくのです。
■天中殺の種類
天中殺は全ての人が同じというわけではなく、大きく6種類に分けることができます。 これらは種類ごとに気が欠けていると言われています。
・子丑天中殺…親・先輩など目上の人
・寅卯天中殺…母・兄弟・友人
・辰巳天中殺…精神
・午未天中殺…後輩・子どもなど目下の人
・申酉天中殺…配偶者・家庭
・戌亥天中殺…精神の支え・家系
この欠けている気に対して、人というのは求める傾向にあるのです。 また、この種類によって何年に天中殺が訪れるのかを知ることができます。 自分の天中殺が何年に訪れるのかを予め知っておくと、その間は人生においての準備期間なんだと意識することができるでしょう。
■天中殺はどう過ごすべきか
天中殺は準備期間というように書きましたが、実際にはどのような過ごし方をすれば良いのでしょう?
まず、天中殺は普段のやり方ではなく少しやり方を変える必要があります。 特に仕事や家事など、バリバリとこなしていくのではなくて少しゆっくり、7割程度の力で行うようにしましょう。 そうすることで自分のエネルギーが無駄に使われることなく、中身を充実させていくことができます。 イライラしたり焦ってしまうこともあるかもしれませんが、ゆっくりと過ごすことが大切です。 また、期間を区切ってやることを変えることで、天中殺をうまく抜け、しかもその時に溜められたパワーを利用し次の年からうまく力を発揮させることができます。 例えば1年目の最初の半年間は、仕事やプライベート全てに余裕を持たせて行動するように心掛けます。 まずは気持ちに考える空間を作ることが大事です。 そして後半の半年間で今までの10年間を振り返って、反省点を出し今後の課題を探していきます。 この時、ぜひ活用してほしいのはノートを取るということです。 ノートには自分はどういう人なのか、今までどんな人生を送ってきたのか、いつもどんなことを考えているのか、好きなものや嫌いなもの、そして好きな理由と嫌いな理由、自分の近況、悩み事など、とにかく自分について色々と書き出してみましょう。 最初は表面的なものしか書けないかもしれませんが、これを読み返して書けることがあったらまた書き加えるようにしていくと、徐々に自分の内面を掘り下げていくことができます。 2年目の最初の半年はその反省点と課題も考慮し、今後10年間をどうしていきたいのか計画を立てていきます。 残りの後半半年で前半に立てた計画を少しずつ実行へ移していきます。 これで次の10年につなげていくのです。
■天中殺の時期にしない方が良いこと
天中殺は運気の充電期間でもあるため、大きくエネルギーを使ってしまうと運気が溜まらず、次の10年間へのステップが出来なくなってしまいます。 どのようなことで大きくエネルギーを使ってしまうのかというと、結婚や転職、家の建築、引越し、新規開店、デビュー、離婚、受験、就職、転勤、大金を使うことです。 これらは大きな出来事でもあるため、非常に多くのエネルギーを消費してしまいます。 ただし、結婚に関しては国際結婚や再婚、相手が年上の女性・年下の男性との結婚だった場合は逆にうまくいくことが多く、さらに転勤が多い職業の人も積極的ではなく受け身で受け入れることによって、エネルギーの消費を抑えます。 とにかく、自分から積極的に何かに取り組むということはあまり止めた方が良いようです。
■天中殺で行った方が良いこと
天中殺では積極的に行わない方が良いということを示しましたが、運気やエネルギーを貯める行為であったり、自分の内面を磨くことに関しては積極的に行った方が良いと言われています。 例えば、神社への参拝やお賽銭・寄付、墓参りなどは積極的に行うべきです。 天中殺は元々運気が不安定になってしまう時期でもあります。 これは天が味方をしてくれない時期であるからなのですが、天が味方をしてくれない時でも、地域の神様やご先祖様が守ってくれます。 そのため参拝やお賽銭・寄付などは自分の昔から縁のある地域や現在住んでいる地域の近くにある神社などで行うようにしましょう。 また、社会貢献やボランティア、親孝行など、人や社会に親切にすることは良い運気を貯めることにつながります。 自分磨きのために勉強や習い事をするにも良い時期です。 ただし、受験は向いていないので注意しましょう。 心と体を休める休息も大切ですし、片付けや整理整頓なども心が軽くなって良いです。 天中殺の時期に開運グッズがあることで、よりグッズの効果が期待できると言われています。
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●13.三業干支(さんごうかんし)とは?●14.三業干支の種類●15.互換中殺と日座中殺について●16.算命学でみる家系●17.詳しい天中殺の種類
●18.干支を使った「数理法」とは?●19.中庸思想から成り立つ「守護神法」について●20.守護神の「色」で運気は変わる●21.相生の循環から見える運勢●22.日干・日支の関係から見える運勢
●23.四季運・大運法と人生の流れを知る●24.宿命が持つ才能と職業との関わり●25.自分でも知らなかった才能・適職を見つけるには?
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